子どもの頃に思い描いていた夢の、続きのお話です(????)?本気で目指そうと思った“その手前”で、そっと手放した夢。今回ふと思い出したのは、空港でのお仕事でした。?私がやってみたいと思っていたのは、着陸した飛行機を誘導して、決められた位置まで導き、停止させるお仕事??正式には「グランドハンドリング」と呼ばれる業務の中のひとつで、その中でも「マーシャラー」という役割になります。?飛行機が安全に止まれるように、専用の合図を使って、パイロットに方向や停止位置を伝える、大切なお仕事です。?地上で飛行機を支える、まさに“最後の案内役”のような存在です???このお仕事に惹かれたきっかけは、実際に飛行機に乗ったときのことでした。?着陸のとき、前方の映像がモニターに映し出されていて、その中に、棒のようなものを持って、両手を大きく広げながら動いている人が見えました。?「なんだろう…あれ?」と不思議に思って見ていたのを覚えています。?まるで合図を送っているような動き。でも、誰に対して送っていたのかまでは、わかりませんでした。?その後になって、飛行機を停止させるための合図を出していた、「マーシャラー」という存在だと知りました。?飛行機は機体がとても大きいため、パイロットは車のように細かい位置までは見えないそうです。?停止線も目で確認できる位置にはなく、最後の停止位置は、地上からの合図に委ねられています。?つまり、最後の最後に、乗客や乗員、大切な荷物。すべての安全を託される存在?(?д?)?
着陸直後、初めて会ったパイロットとマーシャラー。
その瞬間、命も機体もすべてを含めて、互いに預け合う関係になります。?とても大きな信頼の上で成り立っているお仕事だと感じました。?そして、無事に停止したあと、パイロットが手を振ったり、軽く合図を返したりすることもあるそうです。?きっとそこには、「ありがとう」や「おつかれさま」といった気持ちが込められているのかな、と。?実際には、そこまでの様子が画面に映ることは少ないと思いますが、そういうやりとりがあると知って、なんだかあたたかい気持ちになりました(??ω??)?そして、どうしてそこまで惹かれたのか。?考えてみると、理由はとてもシンプルで、?純粋に、かっこいいなと思ったんです( ??∀??? )?パイロットとはまた違う、静かなかっこよさ。?一対一で向き合い、言葉を交わすことなく、すべての人の安全を願いながら、合図を送る。?そこには、ただ“信頼”だけがあるように感じました。?言葉なんていらない関係。?その姿が、言葉にできないほどかっこいい?(?д?)??私がその夢を思い描いていた頃は、この仕事だけを専門とするわけではなく、いくつかの業務を兼任する形が多かったようです。?でも私は、その中でも「飛行機を誘導すること」だけに惹かれていました。?だからこそ、他のお仕事の合間に行うことに違和感を覚えて、本気で進む一歩手前で、立ち止まってしまいました。?それから時が経って、ふと思い出して調べてみると、今はこの仕事が専門職として成り立っている空港もあることを知りました。?もし時期が違っていたら、本気で目指していたのかもしれないな…と思います。?ただ、今はデジタル化も進み、機械による誘導も増えてきているそうです。?それでも、天候やトラブルなど、人の判断が必要な場面では、やはり人の力が必要になります。?完全になくなることはないけれど、少しずつ形を変えていくお仕事なのかもしれません。?夢は、どんなところに転がっているかわかりませんね。?あのとき、飛行機ではなく新幹線を選んでいたとしたら。あのとき、画面ではなく窓の景色を見ていたとしたら。?このお仕事の存在を、知らないままだったかもしれません。?私、いつも思います。?経験に勝るものはない、と。?自分の目で見て、自分で感じて、自分で考えるからこそ、次が見えてくる。?どんなに素晴らしい言葉よりも、自分でぶつかって、悩んで、そのあとに出てきた言葉のほうが、きっと重みがある気がします。?そしてこのあと、人生をかけて目指す夢に出逢います。