今、別の仕事をしているのは、半分は自分で選んだ道で、半分は自分で選んだ道ではない、そんな感覚があります。?当時、先生からは「受けられるチャンスがあるものはすべて受けなさい」と言われていました。?なぜなら、試験会場に慣れることができるし、問題に対しての時間配分も上手くなる。面接まで進めば、予備校での模擬面接とはまったく違う、“実際の面接”を経験できるからです。?だから「行く、行かない」ではなく、本命に進むための手段として、可能な限り受けなさい。そういう考えでした。?ある日、先生から一枚の紙を渡されました。求人の紙です。?それを見た瞬間、私は言いました。?「これは、私のなりたいものではありません。受かっても行かないので、受けません」?すると先生は、はっきりと言いました。?「行くかどうかは、受かった人間が言えること。受かってもいない人間に、選ぶ権利はない」?今ならきっと反論しています。でも当時の私は、その言葉に納得してしまい、受験することにしました。?結果として、ありがたいことに試験を突破し、最終的に合格通知をいただきました。それが今、働いている会社です。?このときの私は、その通知を持って先生のもとへ行き、こう伝えました。?「合格しました。だから、私は行きません( ??∀?? )」?…そこからのことは、正直あまり覚えていません。ただ、ものすごい勢いで「行くべきだ」と説得され、気がつけば、その内定を受けていました(??? ;??)?そして気づけば、入社式に座っていました(・∀・; )?右も左もわからないまま、縁もゆかりもない世界に飛び込み、本当に大変な毎日でした。?入って数ヶ月、泣きながら「辞めてやる」と叫んだこともあります。?それでも、辞めるという選択はできませんでした。?この合格通知は、望んだものではなかったけれど、これまでの努力が形になったものだったからです。?もし、努力せずに偶然受かっていた試験だったなら、きっと1年も続かなかったと思います。?でも私は経験してしまいました。苦しかった勉強生活。支えてくれた仲間と先生。?その存在を思い出すと、「今がつらいから辞める」という選択には、どうしても踏み切れませんでした。?辞めないから経験年数が積み重なっていく。そして、現在に至ります。?今も連絡を取っている、予備校の友人。?彼は私と同じ夢を追いかけていました。しかし、私と同じように別の道に進みました。それでも、夢を諦めてはいませんでした。?社会人として働きながら、ひっそりと中途採用に挑戦し、そして見事に合格し、夢を叶えました。?最初は希望した仕事ではありませんでしたが、その経験が評価され、夢の場所へとつながっていったそうです。?私は目の前の仕事に追われる中で、夢を思い出すことはあっても、再び挑戦することはありませんでした。?でも彼は、諦めずに挑戦し続けていたんです。?以前、広島でサミットがあったとき、彼が出張で戻ってきたことがありました。?夜、一緒に飲みに行き、「次のお店に行こうか」と話したとき、?「門限があるから帰る(???????; )」と言って、ものすごい勢いで寮に戻っていきました。?その姿を見送りながら、「門限って言葉、懐かしいなぁ」と思ったのを覚えています。?それが、最後に会った日です。?本当はこの冬に帰ってくる予定でしたが、家庭の事情で延期になってしまいました。?「早く帰っておいでよ」とLINEを送りながら、またゆっくり話せる日を楽しみにしています。?夢を追い続けて、叶えた人は、やっぱりかっこいいなと思います。?そして今、その仕事の倍率を調べてみると、驚くほど低くなっていました。?今は、なり手が不足していると聞きます。?あの頃、倍率が高かった時期に受験していた私からすると、本当にうらやましく感じます。?今なら受かる自信はあります。でも、今の私が受けるかと言われたら、おそらく受けません。?今は目の前にある仕事を大切にしたいと思っていますし、この仕事もまた、簡単に入れるものではありません。?その中で私を選んでくれたことに対して、きちんと応えていきたい。?そう思っています。